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自分の体質を知る

ヴァータ体質

本来ヴァータの人はやせていて「ふつう体重」の下の方(BMI=18.5~22)のことが多いのですが、年齢とともに基礎代謝が低下して体脂肪が増え、おなかまわりが太ってくることがよくあります。
もともと手足が長くややごつごつした体型で筋肉も発達していないので、下腹部や腰に皮下脂肪がつくと、たいしてふとっていなくてもおなかがポコンと出て目立つために気にする人が多いのです。
若い頃から胃下垂の人も多く、おなかいっぱい食べると胃が骨盤の中まで垂れ下がるので、食後はよけいにお腹の出っ張りが目立ちます。
そして年齢とともに骨盤の底部の筋肉が弱って内臓下垂はひどくなりさらに下腹部の出た体型になってしまうのです。

特徴

ヴァータの人は元気な時はとても活動的で社交的な一方、疲れやすくイライラたり不安になったりと気分にムラが多いのが特徴です。
生活も不規則で忙しいと食事もとったりとらなかったりする反面、精神的ストレスでドカ食いしたり、疲れるとすぐ甘い物に手が出たりというような傾向が見られます。
若いときはやせの大食いだったという人も多くいますが、食べ過ぎると胃腸の調子を崩したり、食べ疲れから食欲が落ちたりするので、カバやピッタの人と比べると小食です。
体質的には冷え性で便秘しやすく、温かい飲み物や食べ物を好む人が多いとされています。
このタイプの人は、BMI=25を超えることはまずありません。
客観的には肥満といえないのに体型を気にしてダイエット願望の強い人が多くいます。
不適切な食事制限で筋肉を落としてお腹だけ出ているという情けないことになることもよくあることです。
そればかりか、貧血や便秘の悪化、生理不順、イライラや落ち込みなど心身の不調をきたすことにもなりかねません。
ムキになりやすいタイプなので、肥満ストレスの悪循環に陥らないように注意が必要です。
ヴァータタイプは体重より体型が問題なのです。
BMI18.5以下にする必要はまったくありません。
内臓脂肪の多い隠れ肥満もあるので、ある程度体重を減らした方がいい場合もありますが、体重が減っても体型がきれいになるとはかぎらないのです。
基本的には体型を引き締めることが重要となります。
そのためには筋力アップが必要で、もし筋肉量も増えてその分体重が増えたとしても、見た目にはスリムになります。